自由の国

 

家具付きアパートに用意されていた袖机は、引き出しが三段からなるよくあるものに見えた。

ところが、上段の取っ手をつまんで手前に引いてみると、引き出しは思わぬ開き方をした。 続きを読む

全米が泣いた。

 

アメリカ人の同僚二人と出張先に向かう車内でのこと。
片道六時間は長く、はじめは適当な話でもしながら、なんとかやり過ごしていたものの、出発から二時間も経たぬ内にいよいよ話すことがなくなった。
英語がもっと話せれば、会話が広がるのだろうけど未だそのレベルにはない。 続きを読む

心覚え

ブログを再開するにあたり、手始めにタイトルを考えることにした。
はじめは、ヨコ文字のそれを思い浮かべた。

記憶を書き残すのだからMemo ―― いや、これはちょっと軽い。記事はともかく、せめてタイトルだけはしっかりしたものでありたい。 続きを読む

再開

 

書こう、また書こうと思いながら、思うだけに留まって何に手を付けるでもなかった。
再び書きはじめることになったきっかけは、ここのところ感じた「焦り」にある。

近頃、物忘れが笑えぬほどに激しい。覚えておくべきことが頭の中をするりと抜けてしまって、どうもいけない。 続きを読む