はじめに、三回連続の英文メールネタをお詫びしたい。次回は趣向を変えて。

出会い系メールの類も、朝夕に新聞が配達されるかのような頻度で届く。
件名はこんなものだ。

わーぉ、なんてあなたはハンサムなの！

不覚にも笑ってしまった。
Handsome ―― そりゃ横文字というか英語であるから、君達には新しいも古いもない言葉なのだろうけど、昭和おやじにはからかわれているようにしか聞こえない。

facebookであなたを見つけ、あなた以上のハンサムな人に出会うことはもうないと思ったので、メールを送ります。
私の名前はベロニカ、25歳。すぐにでもあなたに会いたいの。
以下のリンクから連絡してね。

あのね、facebookなるものは利用していないから。
繰り返しになるけども、ハンサムというその言葉は、どうにも昭和ノスタルジーを感じてしまって、君にはこのおかしさがわからないだろうけど、たとえば ナウい とか イカす とか限りなくそっちに近いんだ。

それから、ローラ、アンジェリーナ、シャーリー、オリビア、ナンシーからも同じようなメールが届いたけれど、どうしてみな揃いも揃って25歳なんだ？

名前以外どれもほぼ同じ文面じゃないか。手抜きのコピー＆ペーストから伝わるものなどないし、誰にも若さが売りになると思うのも間違いだ。浅いよ、浅い。

伝えたい想いがあるのならバレンタインデーだとかいう日には、ちょっとコストはかかってもリアリティを演出してチョコを贈ってこないと。義理や情けのそれでも、もらって悪い気などしないのだから。
話はスニカッーズの一つでも受けとってから聞こうかな。

大体この僕に少しでも興味があるのなら ココロオボエ を読まないと。昨日、一昨日のアクセス数ゼロだっていう話だよ。
「つまらないけど、なんか読んじゃいます」だとか、いくらかひねったコメントだって悪くない。

ハンサムより