sometime, somewhere

 

アメリカ人の同僚が退職した。
新天地を求めて転職をするのかと思いきや、転職先は決まっていなくて、彼女を追ってアメリカ西海岸に移り住むのだという。

若い彼とは親しい、というほどの間柄にはなかったけれど、テストコースで互いの運転するクルマとクルマですれ違えば、ガラス越しに目を合わせたり、手を振ったり、そうしたやりとりを楽しんでいた。フレンドリーなナイスガイである。

転職先を決めずに移住を決めたと聞いた時には驚きはしたものの、それだけ彼女のことが好きなのだろうし、素敵なラブストーリーと思う。
優秀な彼のこと、次なる活躍の場を見つけるだろう。

彼とこの小さなテストコースで一緒に走ることはもうないとしても、先のことなどわからない。
アメリカ西部にもテストコースはいくつもある。もしかしたらもしかすることも ―― またいつかどこかで。

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