書こう、また書こうと思いながら、思うだけに留まって何に手を付けるでもなかった。
再び書きはじめることになったきっかけは、ここのところ感じた「焦り」にある。
近頃、物忘れが笑えぬほどに激しい。覚えておくべきことが頭の中をするりと抜けてしまって、どうもいけない。
呪文のように「年相応のもの」と自ら言い聞かせながらも、想像しがちな僕はもしもこのまますべての記憶が消えてなくなってしまったらと、行く先を案じたりもした。
今日までを振り返ると忘れてしまいたい記憶もあるけれど、忘れたくない、忘れてはいけない記憶もあって、それらを書き残そうと考えた。残しておけば老後の楽しみにもなるかもしれない。恥ずかしくて読み返せないなんてことになるだろうけど、それもまた楽しみの一つとする。
つぎに、場合によっては日に一度も日本語を話さない、読み書きもしない環境に身を置くようになったことにある。
パソコンも携帯電話も言語設定は日本語になっているから、意識はせずとも平がなと漢字は目にしているにしても、文字を書きも打ちもしない日はあって、使っていなければ言語力は衰えていく気がしてならない。
毎日のように記事を投稿するほどマメではないし、ネタがあるとも思えないけれども、母国語に触れる機会になる、とも考えた。
それと、日常の中で思わず笑った出来事を書いてみたくなったこともある。
そうした笑い話を文章化して面白さが伝わるとは限らないし、笑いのツボは人それぞれのものだったりするから、大笑いを誘うことはできなくても「ふふっ」や「クスッ」、または「ぷっ」、小さな笑いを届けたい。
追記
前回のブログから引き継いだこのドメインを一年半もの間、携帯電話やパソコンに残しておき、再びドアを開けてくださったあなた。なんて喜ばせ上手なのでしょう ―― もう本当に。
嬉しく思います。ありがとうございます。
今もって面白いことのひとつ書ける僕ではありませんが、思い出した時にはいつでもお立ち寄りください。お待ちしています。
いいね! いや、いいよ、まじで。読後感がよろし。
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YASHさん 危うく独り遊びになるところをコメントありがとうございます。また遊びに来てください。お待ちしています。
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